トランプ氏、自動車関税「25%」発表 4月3日から全輸入車に

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ニューヨーク=杉山歩
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 トランプ米大統領は26日、米国に輸入される自動車に4月3日から25%の関税をかけるよう命じる文書に署名した。全ての貿易相手国からの車が対象で、日本車も含まれる。現在、米国は乗用車に2.5%の関税をかけている。日本にとって自動車は最大の対米輸出品で、関税が発動されれば日本経済には大きな打撃となりそうだ。

 トランプ氏は26日の記者会見で「多くの(米国での)工場建設につながり、雇用の面でこれまでにない数字を見ることになり、最終的には多くの人々が多くの車をつくることになるだろう」と述べた。

 ホワイトハウス高官は、日本やドイツ、韓国などを名指しで、米国に大量に自動車を輸出しながら、米国車の輸入は少ないと指摘し、「単純に公平ではない」と批判した。

■エンジンや変速機 主要な部…

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2025年3月27日10時41分 投稿
    【視点】

    日本や世界経済への影響も甚大だが、アメリカ経済への影響も甚大とみられる。既にトランプが次々と打ち出す高関税政策により、景気の先行き不安は、新型コロナ感染が拡大していた2020年以来の高水準に達している。 もっともトランプ政権の恐ろしさは、

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