東京都心で桜開花 昨年より5日早く、平年と同じ 1週間ほどで満開

力丸祥子
[PR]

 東京管区気象台は24日、東京都心の桜の開花を発表した。靖国神社千代田区)にあるソメイヨシノの標本木が6輪咲いていることを職員が目視で確認した。昨年と比べると5日早く、平年と同じで、1週間ほどで満開になる見込み。

 職員が午後2時ごろに開花を宣言すると、標本木を取り囲むよう見守っていた人たちから拍手が起きた。

 気象庁によると、28日ごろまでは南から湿った空気が入り込みやすく、東京都心でも気温が上がり順調に開花が進むとみられる。今のところ、週末の29日は雨の可能性が高く、晴れ間が出る30日の方がお花見日和となりそうだ。

 24日は長崎と宮崎、鹿児島でもソメイヨシノの開花宣言があり、23日に全国に先駆けて発表された高知と熊本に続いた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
力丸祥子
東京社会部|気象庁クラブ
専門・関心分野
防災、合意形成
  • commentatorHeader
    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2025年3月24日16時14分 投稿
    【視点】

    こんな句も。 初花に命七十五年ほど  松尾芭蕉 初物を食べると寿命が七十五日延びるというのなら、桜の初花を見たら寿命が七十五年延びるのではないかと、そんな気がしてくると。 俳句の世界ではその年の春に初めて咲いた(目にした)桜の花を「初

    …続きを読む