ガザ攻撃再開「母親や子どもに大きな影響」 国連WFP幹部が懸念

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佐藤達弥
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 国連世界食糧計画(WFP)のラニア・ダガシュ事務局次長が19日、イスラエルが大規模攻撃を再開したパレスチナ自治区ガザについて「民間人、母親や子どもたちが非常に大きな影響を受ける」と述べ、現地の人道状況がさらに悪化することへの懸念を示した。東京都内で朝日新聞の取材に応じた。

 WFPによると、ガザでは2023年10月から始まった攻撃の影響で200万人以上が家を失い、収入もなく人道支援に頼らざるを得ない状態になっている。だが、ガザの境界沿いにある検問所は今月2日から閉鎖され、WFPが食料を運び入れることができない状況が続いているという。

 ダガシュ氏はガザについて「(支援に対する)ニーズはすでに非常に大きいが、(攻撃再開で)状況がさらに悪化することは確実だ」と強調。改めて停戦を訴えた。

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佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア
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