参院選「石破首相では戦えない」 商品券問題、歴代総理にも疑念の目
石破茂首相が自民党の新人議員15人に10万円の商品券を配った問題は、国民の大きな反発を招いた。朝日新聞など報道各社の世論調査で、内閣支持率が急落。窮地に立つ首相だが、与野党ともに現時点での交代を求める動きは鈍い。参院選をにらんだ駆け引きの中、奇妙なバランスの上に立つ政権運営が続く。
内閣支持率の大幅下落が朝日新聞などで報じられた17日朝。自民党幹部と衆参の官房副長官が東京都内のホテルに集まった。
「世論を真摯(しんし)に受け止め信頼回復に努めていきたいと思う。よろしくお願いしたい」
森山裕幹事長が短く語ると、橘慶一郎副長官が政府を代表して「いろいろご迷惑をかけて申し訳ない。国民の信頼を回復すべく、説明責任を果たしていきたい」と頭を下げた。
出席者は商品券問題の話題を…
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石破首相の商品券問題
石破茂首相(自民党総裁)の事務所が、昨秋の衆院選で初当選した15人の自民議員に対し、10万円相当の商品券を渡していたことが分かりました。首相は事実関係を認める一方、法的な問題はないとの認識を示しています。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]