英首相「プーチンの行動待たない」 欧州などの有志連合が首脳級会合

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ロンドン=藤原学思

 ロシアの侵攻を受けるウクライナの和平に向けた「有志連合」の首脳級会合が15日、オンラインで開催された。英首相官邸によると、ウクライナのゼレンスキー大統領や欧州、カナダなど計26カ国の首脳らのほか、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)のトップが出席したという。

 主催した英国のスターマー首相は会合後に会見を開いた。米国が提案し、ウクライナが同意した「30日の即時停戦」に関し、ロシアが「遅らせようとしている」と非難。「遅かれ早かれ、プーチン(ロシア大統領)は交渉の席につかなければならなくなる」と訴えた。

 「有志連合」構想は今月2日にロンドンであった首脳級会合で発表され、「ウクライナの正当かつ永続的な平和を支援するための行動を推進する」ことを目的とする。

 スターマー氏は会見で「プーチンが行動するのを座して待っているつもりはない」と強調。会合では、ウクライナ支援や対ロ経済圧力を強化することで合意し、有志連合は「実務段階にうつる」という。

 英国はフランスとともに、和…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月16日11時20分 投稿
    【提案】

    「朝日新聞コメントプラス」 「朝日新聞」には、有志連合にどの国が入っているか、調査して読者に伝えてほしいと思います。「朝日新聞」記者の取材力(能力)が問われています。頑張ってください。ここまでが私の提案です。  この先はコメントです。

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