「台湾問題への言動慎むべき」 中国駐福岡総領事、山口県知事を牽制
大室一也
中国駐福岡総領事館の楊慶東総領事は14日、山口県庁で村岡嗣政知事らと面会し、「台湾と民間的、地方レベルの交流だけを保って、これからも台湾の問題については言動を慎むべきだと思う」と述べた。台湾との連携を強める知事を牽制(けんせい)した形だ。
県によると、知事は2月に台湾を訪れ、頼清徳総統や蕭美琴副総統と面会した。楊氏の発言はこうした知事の動きが念頭にあるとみられる。面会で、楊氏は、日中共同声明や日中平和友好条約などの日中間の四つの基本文書の精神を順守するように求めた。
楊氏に対し、知事は「(基本)文書の範囲内で、地域間交流を行ってきた。今後も守ってやっていきたい」と答えた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【視点】
記事に登場する中国駐福岡総領事館の楊慶東総領事は、実はかなり面白い経歴の方です。 <AI日本語訳でお送りします> • 1987年9月~1992年8月 北京大学 東方言語文学系 モンゴル語専攻 • 1992年8月~1994年4月 中国外
…続きを読む