第3回PFAS汚染浄化を10年進めるドイツの街 「世代またぐ対策必要」

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デュッセルドルフ=寺西和男
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 ドイツ西部のデュッセルドルフ市郊外にあるガラス工場の倉庫跡地。2月末に訪れると、高さ約5メートルの浄化タンクが八つ並び、2本のホースで地下約20メートルから地下水をくみ上げていた。「PFASに汚染された地下水を浄化しています」と市の担当者インゴバレンティン(61)は説明した。

 市は、近くの自治体の河川からPFASが見つかったことをきっかけに2007年から調査を開始。市内の5地域で地下水から高濃度のPFASが検出された。14年から地下水や土壌の浄化を始め、ドイツで最も早くPFAS対策に取り組む自治体の一つとして知られる。日本の環境省も先進事例として注目し、24年2月に現地視察した。

【動画】ドイツ・デュッセルドルフ市のPFAS対策=寺西和男撮影

 倉庫跡地は、地下水からPFASが検出された5地域の一つ。01年に倉庫で火災が起きた際、消防隊が使ったPFASを含む泡消火剤が汚染の原因とみられている。雨水がPFASを含んだ土壌を通って地下水を汚染しているという。

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この記事を書いた人
寺西和男
ベルリン支局長
専門・関心分野
欧州の政治経済、金融、格差、ポピュリズム
PFAS問題

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