「感覚が失われているとすれば猛省」 謝る首相、政治活動は否定

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藤原慎一
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 石破茂首相(自民党総裁)は14日の参院予算委員会で、当選1回の自民党衆院議員15人に10万円の商品券を渡した問題について、「政治に対する疑念を生ぜしめたことを心から申し訳なく思っている」と陳謝した。「法的には問題ない」と重ねて強調したが、与野党から批判が相次いでおり、政権の土台は大きく揺らいでいる。

 首相の商品券配布問題は、13日夜に朝日新聞などが報道。首相は同日深夜、首相公邸で急きょ記者団に説明し、3日に新人議員15人へ商品券を渡した事実を認めた。政府関係者や議員によると、14日までに全員が返却したという。

 14日の参院予算委で、自民党の山下雄平氏が「国民の感覚とずれてしまったのではないか」と指摘すると、首相は「感覚が失われているとすれば、猛省しなければならない」と語った。

 一方、昨年10月の首相就任…

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この記事を書いた人
藤原慎一
政治部|国会担当キャップ
専門・関心分野
国内政治、安全保障、憲法、震災復興
石破首相の商品券問題

石破首相の商品券問題

石破茂首相(自民党総裁)の事務所が、昨秋の衆院選で初当選した15人の自民議員に対し、10万円相当の商品券を渡していたことが分かりました。首相は事実関係を認める一方、法的な問題はないとの認識を示しています。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]