ゼレンスキー氏「ロシアが戦争を望んでいる」 プーチン氏発言に見解

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ロンドン=藤原学思
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 米国提案の「30日間の即時停戦」をめぐるロシアのプーチン大統領の発言について、ウクライナゼレンスキー大統領は13日夜、「彼らが戦争を望んでいる」と非難した。ビデオ演説で語った。

 プーチン氏はこの日、停戦案について「同意する」としつつ、「長期の平和をもたらし、根本的な危機の原因を除去するものでなければならない」と会見で語っていた。

 ゼレンスキー氏はプーチン氏の発言について「容易に予測可能で、非常に操作的」と指摘。「トランプ米大統領に直接、『この戦争を続けたい、ウクライナ人を殺したい』と言うのを恐れている」との見解を示した。

 「プーチンがよくやるものだ。直接『ノー』とは言わずに、実質的に全てを遅らせ、通常の解決を不可能にするやり方だ。すべては、ロシアの新たな操作にすぎないと、我々は確信している」とも述べた。

 ゼレンスキー氏によると、米…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月14日10時40分 投稿
    【視点】

    <ゼレンスキー氏はプーチン氏の発言について「容易に予測可能で、非常に操作的」と指摘。「トランプ大統領に直接、『この戦争を続けたい、ウクライナ人を殺したい』というのを恐れている」との見解を示した>(3月14日「朝日新聞デジタル」)ということで

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月14日11時8分 投稿
    【視点】

     この記事には、<プーチン氏が停戦案を事実上拒んだことで、今後の焦点は米国の対応に移る>(3月14日「朝日新聞デジタル」と記されていますが、<プーチン氏が停戦案を事実上拒んだ>という記述は、この記事を書いた記者と記事を通した編集局の認識もし

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