イスラエル軍、ガザで大規模攻撃 404人死亡 停戦崩壊の危機

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其山史晃
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 イスラエル軍は18日、1月中旬から停戦が続いていたパレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスへの大規模な攻撃を始めたと発表した。ガザ保健省によると、空爆などによる死者は404人、負傷者は560人以上にのぼる。イスラエル側は軍事攻勢を強める構えで、停戦合意は崩壊の危機にある。

【動画】イスラエル軍がガザで攻撃=ロイター

 停戦合意に従い、ハマスは第1段階の間に8人の遺体を含む33人の人質をイスラエル側に引き渡し、イスラエルは拘束していたパレスチナ人約2千人を釈放した。

 ハマス側はイスラエル軍の完全撤退や恒久停戦の合意を視野に入れた第2段階への速やかな移行を求めたが、イスラエル側は消極的で、米国が提案した第1段階の延長を支持。ハマスがさらなる人質解放を進めない場合、戦闘再開も辞さない構えを見せていた。

 イスラエル首相府は18日の…

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この記事を書いた人
其山史晃
中東アフリカ総局長
専門・関心分野
中東、安全保障、地政学、テロリズム
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    川上泰徳
    (中東ジャーナリスト)
    2025年3月18日14時55分 投稿
    【視点】

     イスラエルが大規模な攻撃を始めたタイミングを考えれば、米国とハマスの直接交渉でハマスが米国籍の人質の解放すると表明した後であり、そのようなトランプ流のディールの動きをつぶし、さらに、トランプ大統領とプーチン大統領の電話会談が予定される直前

    …続きを読む
イスラエル・パレスチナ問題

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イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]