米国のウクライナ軍事支援一時停止 元陸将「日本もひとごとでない」

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聞き手・牧野愛博
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 トランプ米大統領は3日、ウクライナへの軍事支援の一時的停止を指示しました。陸上自衛隊中部方面総監を務めた山下裕貴・千葉科学大学客員教授は「装備や弾薬は欧州の支援次第だが、少なくとも半年程度は戦える」と語る一方、「東アジアの安全保障を巡り、米国は日本にもさらなる負担を求めてくる可能性が高まった」と指摘します。

 ――米国は、ウクライナにどのような軍事支援をしてきましたか。

 オープンソースのインテリジェンスサイト「オリックス」によれば、2月中旬時点で、米国はM1エイブラムス戦車31両(うち19両破壊)、前線で戦車とともに戦うM2ブラッドレー歩兵戦闘車300両(同144両)、兵員輸送に使うストライカー装甲兵員輸送車200両(同38両)などを支援しています。

 ただ、戦車ではドイツがレオパルト2を70両(同38両)、レオパルト1を103両(同14両)、英国がチャレンジャー2を14両(同2両)、それぞれ支援しています。ブラッドレーのような歩兵戦闘車も、ドイツがマルダー歩兵戦闘車を140両(同37両)、ポーランドがフィンランド製をライセンス生産したロソマク歩兵戦闘車を200両(同7両)、それぞれ提供しています。

 また、装甲兵員輸送車は、フランスがVAB装甲車130両(同14両)をウクライナに支援しています。

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 ――米国は高機動ロケット砲…

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この記事を書いた人
牧野愛博
専門記者|外交担当
専門・関心分野
外交、安全保障、朝鮮半島
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