県立図書館を熊谷に集約 久喜、浦和分室は閉鎖へ デジタル化を推進

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杉原里美

 埼玉県教育委員会は21日、新しい県立図書館の候補地を熊谷市とすることを決定した。現在は熊谷図書館、久喜図書館に分かれている機能を熊谷に集約し、デジタルを活用した県内全域向けのサービスを行うという。開館時期は未定。久喜や窓口機能のみがある浦和分室は閉鎖する。

 県生涯学習推進課によると、新しい図書館は、サービス窓口と書庫を分け、熊谷市内の近接した2地点に設ける。

 窓口の候補地は、同市本町2丁目にある県と市の共有地。書庫の候補地は、窓口から約1キロ離れた熊谷地方庁舎(同市末広3丁目)の駐車場。現在は熊谷と久喜、ときがわにある書庫の3カ所に分散している約160万冊の蔵書と視聴覚資料などを集める。いずれも県が計画している「北部地域振興交流拠点」と一体的に整備する。

 県内全域に向けたサービスを…

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この記事を書いた人
杉原里美
さいたま総局|県政・教育担当
専門・関心分野
家族政策、司法のジェンダー、少子社会、教育