トランスジェンダーの子どもの医療を制限 トランプ氏が大統領令署名

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ワシントン=合田禄
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 トランプ米大統領は28日、出生時の性別と性自認が異なる「トランスジェンダー」の子どもについて、性別適合手術などの一部医療を制限する大統領令に署名した。トランプ氏は就任初日から「性別は男女の二つ」という方針のもと、性的少数者の権利保護を覆す政策を実施し続けている。

 大統領令によると、19歳未満のトランスジェンダーの人がホルモン療法や性別適合手術をすることに対し、連邦政府の支援をやめる。公的な医療保険の対象からその治療を外すなどする。

 バイデン前政権はトランスジ…

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この記事を書いた人
合田禄
アメリカ総局|科学・米国政治担当
専門・関心分野
科学、医療、気候変動、宇宙開発
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    みたらし加奈
    (臨床心理士・NPO法人mimosas)
    2025年1月31日23時6分 投稿
    【視点】

    LGBTQの当事者の中でもトランスジェンダーの自殺リスクは最も高く、アメリカの研究では、その8割が自殺念慮を抱き、4割の当事者が自殺未遂をしたという。また2010年の日本の研究では、ホルモン療法を3〜4年間続けたトランスジェンダー当事者を対

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