「子どもの性被害、民事時効撤廃を」 旧ジャニーズ被害者ら署名活動

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島崎周
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 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.(スマイルアップ))の創業者、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと訴える当事者らでつくる「子どもの性被害 時効にNO!」が19日、子どもの性被害についての民法上の時効の廃止を求める署名活動を始めた。この日は、当事者らが東京都内のJR御茶ノ水駅前に立ち、道行く人に署名を呼びかけた。

 現在の民法の規定では、被害者が加害者を知ってから3年または5年が経つと、時効によって損害賠償を請求する権利が消滅し、加害者の責任を問えなくなる。また、加害者がわからない場合でも、不法行為から20年行使しないと、損害賠償請求権が消滅する。

署名については、引き続きオンライン署名サイト「Change.org」(https://www.change.org/別ウインドウで開きます)で募っています。

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
ジャニー喜多川氏の性加害問題

ジャニー喜多川氏の性加害問題

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