第4回ソマリランド悲願の独立へ追い風と残る難題 「民主主義国家」の未来

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ハルゲイサ=今泉奏
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 アフリカ大陸北東部の「未承認国家」ソマリランドの「首都」ハルゲイサ中心部の広場には、ソマリアの戦闘機のモニュメントがある。ソマリランドがソマリアからの分離独立を宣言した1991年の前後に、ここはソマリア軍による無差別の空爆にさらされた。

 2024年11月中旬、広場でくつろいでいたグレイド・ハッサンさん(25)は「戦闘機のモニュメントには、ソマリアの仕打ちを忘れないようにしようという思いが込められている。ソマリアから分離独立しなければならないという決意の象徴だ」と教えてくれた。

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この記事を書いた人
今泉奏
ヨハネスブルク支局長|サハラ以南アフリカ担当
専門・関心分野
アフリカ、植民地主義、グローバルサウス