助け合いの「公共冷蔵庫」、全国各地に 「24時間いつでもどうぞ」

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山本悠理 編集委員・山下知子
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 「コミュニティーフリッジ(公共冷蔵庫)」と呼ばれる仕組みが、全国に広がりつつある。生活に困っている人たちが、寄付された食料品や日用品を24時間無料で受け取れる、いわば助け合いの冷蔵庫。食品ロスの削減につながる取り組みでもある。

5万点、18トンの支援見込み 埼玉・草加

 「ありがとうございます」「いつも本当にたすかっています」

 埼玉県草加市のスーパーの一角。草加商工会議所青年部が運営する「コミュニティフリッジ草加」の壁には、利用者からのそんなメッセージが貼られている。

 12月上旬に訪れると、15平方メートルほどのスペースには、冷蔵庫と冷凍庫が1台ずつと陳列棚が置かれ、野菜やドレッシング、インスタントコーヒーなどが並んでいた。

 「食品ロス削減と食料支援の…

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この記事を書いた人
山本悠理
デジタル企画報道部
専門・関心分野
現代詩、現代思想、演劇・演芸、法律学
山下知子
編集委員|週刊アップデート編集長
専門・関心分野
教育、ジェンダー、セクシュアリティ、歴史