原発回帰の日本、世界は? 「もうひとつのノーベル賞」受賞者が解説

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聞き手・桜井林太郎
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 中長期的なエネルギー政策の方向性を示す新しいエネルギー基本計画の素案で、経済産業省は原発回帰をいっそう強めた。世界でも米国主導で原発の設備容量を2050年までに3倍に増やそうという動きもある。でも、本当にそううまく進むのか。フランス在住のエネルギー・原子力政策コンサルタントのマイケル・シュナイダーさんに、世界の原子力産業の現状を解説してもらった。

 ――世界で原発利用が今後拡大する見込みなのでしょうか?

 原子力のトレンドを見るには、複数の視点を長期にわたって見すえることが重要だ。

 世界の原発による発電量のピ…

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この記事を書いた人
桜井林太郎
科学みらい部
専門・関心分野
環境・エネルギー、先端技術、医療、科学技術政策