わたらせ渓谷鉄道、車内風景に変化 目立つ若者、引き金となったのは
水山和敬
この秋、わたらせ渓谷鉄道(群馬県みどり市)の車内の風景が、例年とはひと味違っている。従来、利用者の中心は観光目的のシニア層だったが、今年は若者たちの姿が目立つのだ。同社は9月からチケットレス、キャッシュレス化を導入しており、それが引き金となって若者の利用増につながっているようだ。
「予想以上の反応に驚いています」と話すのは、わ鉄の品川知一社長。群馬県桐生市と栃木県日光市を結び、わたらせ渓谷を走る鉄道にとって紅葉シーズンはかき入れ時で、例年はシニア層が乗客の8、9割を占めていた。それが今季は「正確に調べたわけではないが、友人同士やカップル、感覚的には半分ほどが20代ぐらいの若者たちです」(品川社長)となっている。
トロッコ列車は予約でほぼ満員。普通列車も座席に座れず、立っている人がいる状況という。
要因として考えられるのが…
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