人気の廃線跡、来年のカレンダーに 旧国鉄倉吉線、公募の写真12枚

森嶋俊晴
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 観光スポットとして人気を集める鳥取県倉吉市の旧国鉄倉吉線廃線跡。ノスタルジックで変化に富んだ美しい風景が来年のカレンダーになった。倉吉観光MICE(マイス)協会が1年がかりで四季折々の写真を公募し、初めて製作した。

 協会によると、倉吉線は1912年に倉吉軽便線として開業した。当初は山陰線上井(あげい)駅(現在の倉吉駅)と倉吉駅(後の打吹駅)を結ぶ4.2キロだったが、延伸を繰り返し、58年には岡山県境に近い山守駅まで9駅約20キロの路線となった。

 だが、国鉄民営化を控えた85年に廃止。協会はレールやホーム跡などの遺構が残る場所を紹介するコースマップをつくり、ウォーキングイベントも開いている。

 写真の公募は、協会がSNSなどを通じて2023年8月から24年7月まで実施。竹林の中に残るレールの間から竹が生えた風景(7月)、シャッターで閉ざされたトンネル(8月)など12枚を採用した。

 「旧国鉄倉吉線廃線跡カレンダー2025」は卓上型のB6判13枚、税込み1980円。200部を販売予定。JR倉吉駅隣接の「くらよし駅ヨコプラザ」などで購入でき、webサイト(https://www.kurayoshi-kankou.jp/topics/haisen_calendar2025/別ウインドウで開きます)で郵送の注文を受け付けている。問い合わせは協会(0858・24・5371)。

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この記事を書いた人
森嶋俊晴
ネットワーク報道本部|大阪駐在
専門・関心分野
学校安全、被害者支援、多様性