立憲の党内グループが新人議員の争奪戦 「数は力。発言力をつける」

有料記事

大久保貴裕 松井望美

 先の衆院選で1・5倍の148議席に伸ばした立憲民主党で、39人の新人議員をめぐる各グループの勧誘が活発化している。9月の代表選で支持集めに苦戦したグループは勢力拡大を図り、女性議員をトップに据えるところもある。

 党内最大でリベラル系の「サンクチュアリ」は13日昼、国会内で総会を開き、新人ら13人の加入を報告した。これで40人超となり、さらに50人を目指すという。

 代表選で党創設者の枝野幸男元代表を軸に支援したが、野田佳彦代表に敗北。中道・保守路線をとる野田氏への不満は根強く、関係者は「数は力。党創設時の理念を守るためには発言力をつけるしかない」と意気込む。

 一方、旧国民民主党出身者が…

この記事は有料記事です。残り432文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    秦正樹
    (大阪経済大学情報社会学部准教授 )
    2024年11月14日17時10分 投稿
    【視点】

    立憲民主党の活気ある話題を見たのは,相当久しぶりな気がします.記事にもあるように,立憲のグループは,掛け持ちOKで必ずしも統率や強制力を持たない「サークル」のようなもので,自民党の派閥とは質的に全く異なります.とはいえ,先日の代表選を見ても

    …続きを読む