首相、南米訪問で日中・日米など首脳会談へ 習主席とは初の顔合わせ

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里見稔 松山紫乃

 石破茂首相の14~21日の南米訪問に際して、ペルーの首都リマで日中、日米、日米韓の首脳会談を相次いで行う方向になった。

 複数の政府関係者が12日、明らかにした。

 15、16日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議にあわせて開催する。日中関係筋によると、中国の習近平(シーチンピン)国家主席とは現地時間15日午後に会談予定。両首脳の初顔合わせで、日中の共通利益で協力する「戦略的互恵関係」の推進を確認する見通しだ。

 15日には米国のバイデン大統領との日米首脳会談も予定。韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領も交えた日米韓首脳会談も、APECにあわせてペルーで開く方針だ。日米韓の会談は12月に米国で開く方向だったが、米大統領選で共和党のトランプ前大統領の復権が決まったことを受け、前倒しされたという。

スムーズに進んだ習近平主席との会談調整

 石破茂首相の南米訪問にあわ…

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この記事を書いた人
松山紫乃
政治部|外務省担当
専門・関心分野
外交、国内政治、ジェンダー、若者