米大統領選、重視したのは…「何か変わるか」米留学生らの期待と不安

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平川仁 黒田早織

 米大統領選は、共和党のトランプ氏の返り咲きが確実となった。米国人学生が多いテンプル大ジャパンキャンパス(東京都世田谷区)では6日、学生らが100人以上が集まって開票状況を見守った。

 国際関係学科1年のアンドリュー・コバッチさん(24)は、4年前は民主党のバイデン氏に投じたが、今回はトランプ氏に転じた。夕方、トランプ氏の「当選確実」を伝えるニュースが流れると、「これでなにかが変わると思うとうれしい」と喜んだ。

 フロリダ州出身で、親戚の多くは建設作業員など肉体労働者。バイデン政権下では賃上げが期待ほど実現せず、代わりに食料品やガソリン代の値上げで負担が増えた。

 移民の友人も多く、不法移民を「動物」と呼ぶようなトランプ氏の発言は認められない。それでも、民主党に投票することはできなかった。今の民主党は、本来の強みである労働者の権利擁護や、健康保険の充実をおろそかにしてきたように映る。「物価の高騰を止めることに尽力して、経済を立て直してほしい。民主党には、落選を機に本来の政策に戻ってほしい」と注文した。

「どちらの党も極端で…」

 カリフォルニア州出身で1年…

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この記事を書いた人
黒田早織
ネットワーク報道本部|東京駐在
専門・関心分野
司法、在日外国人、ジェンダー、精神医療・ケア
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