【詳報】トランプ氏返り咲き「栄誉に感謝」 ハリス氏敗北「望まず」

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 米大統領選は5日に投開票され、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が当選を確実にした。AP通信が報じた。初の女性大統領を目指した民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)は及ばなかった。海外の反応なども含めて、最新の動きを速報で伝えます。

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■■■11月7日(日本時間)■■■

08:02

「トランプ氏はバイデン氏との会談楽しみに」

 トランプ陣営の広報担当スティーブン・チャン氏は6日、「トランプ氏は間もなく行われる(バイデン大統領との)会談を楽しみにしていて、(バイデン氏からの)電話に非常に感謝している」とする声明を出した。

 バイデン氏はこの日、当選確実となったトランプ氏に電話で祝意を伝え、ホワイトハウスに招いて面会することを申し出ていた。

06:25

ハリス氏、キング牧師の言葉を引用し演説

 米大統領選から一夜明け、ハリス副大統領は6日夕(日本時間7日未明)、首都ワシントンにある母校ハワード大で開かれた集会に姿を見せ、「この選挙の結果は我々が望んだものではなかった」と述べ、敗北を認めた。その上でトランプ前大統領に電話で祝意を示し、平和的な政権移行に協力する考えを示した。

 トランプ氏の当選が確実となってからハリス氏が公の場に現れるのは初めて。トランプ氏が選挙前から敗北を受け入れない姿勢をとってきたことを念頭に、「選挙に負けたらその結果を受け入れるのが米国の民主主義の基本原則であり、それが民主主義と専制主義の違いだ。社会からの信頼を求める者は、この原則を尊重しなければならない」と述べた。

 集会には多くの支持者が駆け…

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    大川千寿
    (神奈川大学法学部教授)
    2024年11月6日17時12分 投稿
    【視点】

    米大統領選は、勝利宣言をしたトランプ氏が客観的にみても優勢な状況です。 事前の予測では、大接戦で大勢はしばらく決しないだろうとの見方もありましたが、トランプ氏が選挙人数だけでなく得票数でもはっきりと優勢であるようです。トランプ氏が前回当選

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    沢村亙
    (朝日新聞論説主幹代理=国際政治、社会)
    2024年11月6日20時57分 投稿
    【視点】

    ワシントン特派員だったちょうど4年前、トランプ氏の敗北とバイデン氏の勝利を現地で取材した。投票日から4日目、米メディアがバイデン氏当確を速報すると、歓喜にあふれた人びとが自然発生的に街路に繰り出し、歓声を上げながらホワイトハウスに向けて歩き

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