石丸氏も参考に躍進の国民民主 「玉木氏は本気」政局主導へ荒い鼻息

有料記事政界変動2024

君島浩 松井望美

 国民民主党は衆院選で4倍の28議席に躍進した。朝日新聞の出口調査からその背景を探ると、若年層や無党派層に加え、自民党支持層からも集票していた実態が浮かんだ。自公過半数割れを受け、にわかにキャスティングボートを握る形となり、与野党の双方に「政策実現」を強硬に迫る構えだ。

 自公がどのように連立政権を維持するかが永田町の焦点となる中、玉木氏は28日、都内で記者団に「連立に入らない。良い政策があれば協力するし、だめなものはだめと言っていく」と強調した。

 国民民主の急激な伸長は、党…

この記事は有料記事です。残り1632文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    藤田結子
    (社会学者)
    2024年10月28日19時38分 投稿
    【視点】

    今回の選挙前に学生に聞き取り調査をしたところ、YouTubeで見かける政治家として、もっともよく名前があがっていたのは、玉木氏・国民民主党でした。 記事に、「党自体が「ネットどぶ板」と称してSNS対策にも注力した」「石丸伸二・前広島県安芸

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    倉田徹
    (立教大学法学部教授)
    2024年10月28日21時23分 投稿
    【視点】

    今回の国民民主党の躍進に、今年1月の台湾立法委員選挙で善戦した民衆党のことを思い出しました。国民党と民進党の二大政党の闘争や、中国との距離をめぐるイデオロギー対立に冷めた若者が、第三勢力として浮上した民衆党に熱狂的な支持を送りました。  し

    …続きを読む
2024衆院選

2024衆院選

ニュースや連載、候補者の政策への考え方など選挙情報を多角的にお伝えします。[もっと見る]