小田急が譲渡の「サステナ車両」は市松模様 西武鉄道がデザイン公表

深津慶造

 【埼玉】西武鉄道は小田急電鉄から譲渡された車両のデザインが決まったと発表した。前面と側面に市松模様をあしらっている。

 西武鉄道は約1年前、省エネルギー性能の高い「VVVFインバーター制御車両」を小田急電鉄と東急電鉄から計約100車両譲り受けると発表していた。

 西武鉄道ではVVVF化された車両は全車両の約7割にとどまっており、同社が「サステナ車両」と名付ける譲り受け車両と新造車両とで、2030年度までに全車両のVVVF化をめざすという。

 市松模様は、正方形や長方形が途切れなく続くことから「永遠」「発展」「繁栄」などを意味する。西武鉄道のコーポレートカラーの青や緑が基調になる。列車の整備点検を担当する入社3年目の社員が考案したという。

 車両の型式は、譲り受けた車両が小田急電鉄の「8000形」だったことを踏まえて「8000系」とする。24年度末から運行される予定…

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら