河童のガジロウ、福崎駅の一日駅長に 「残るは…」さらに野心燃やす

雨宮徹
[PR]

 兵庫県福崎町の非公式キャラクター「河童(かっぱ)のガジロウ」が8日、JR播但線・福崎駅の一日駅長に就任し、列車の出迎えや見送りをした。沿線自治体などで作る組織が10月を「播但線利用促進月間」と位置づけ、そのPRに協力したかたちだ。

 ガジロウは福崎駅の堀正直駅長から帽子やタスキ、名札を受け取り、そろって敬礼して駅長の仕事に就いた。構内を行き来する乗降客らに、播但線沿線にある観光スポットを紹介するチラシを渡したり、列車内を巡回したりした。

 一日駅長の企画は、姫路市から豊岡市までの自治体などが参加する「日本海と瀬戸内海を結ぶ播但線鉄道整備・利用促進協議会」や福崎町が主催し、JR西日本が協力した。

 ガジロウは利用促進企画の一環としてこれまでに沿線各地を訪問しており、取材に対して「今日はめっちゃ面白かった。窓からの景色がきれいなので、いっぱい見てもらいたい」と話していた。一方、昨秋は福崎署の一日警察署長を任されたこともあり、「残りは消防署長やな」と、さらなる野心を見せていた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
雨宮徹
姫路支局
専門・関心分野
ハンセン病、被爆者、歴史、災害、地方政治