東海道新幹線を支える「秘密基地」 厳重警戒のゲート超えた先には

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辻健治

 東海道新幹線の「秘密基地」がJR東海の地元・愛知県にある。次世代に向けた技術開発に取り組む施設とは、どんなところなのか。東海道新幹線開業60年の節目に、いつもは非公開の施設を訪ねた。

 名古屋市の中心部から高速道路を使って1時間弱。県北部にある小牧市の緑豊かな丘陵地に「小牧研究施設」はある。

 厳重な警備を敷くゲートを抜けた先に広大な敷地が広がっていた。ここでの主な研究テーマの一つが地震対策だ。柱となるのは▽構造物の強化▽脱線や逸脱の防止▽列車を早く止める、の3点だという。

長さ24メートル、短い高架橋は何のため?

 新幹線の沿線で見かける高架…

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