挑戦5度目、「最後の戦い」で石破氏が自民総裁に 期待し続けた地元

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清野貴幸
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 自民党石破茂・元幹事長(67)=衆院鳥取1区=が27日、新たな総裁に選出された。総裁選への挑戦は5度目。「最後の戦い」と位置づけた今回、念願の総裁の座をつかみ取った。

 「SNSで石破さんを応援してください」

 総裁選中間の19日朝、党所属の鳥取県議でつくる選対本部のメンバーが鳥取市内の街頭で訴えた。通りかかるのは投票資格がある党員・党友とは限らない。一見非効率にも見えるが、過去の総裁選での「敗因」を踏まえた狙いがあった。

 2度目の挑戦だった2012年、石破氏は1回目の投票で地方票の過半数を得て他候補を圧倒した。だが決選投票で安倍晋三元首相に逆転された。今回も朝日新聞の9月の世論調査で「次の総裁にふさわしい人」のトップ。だが依然として国会議員の間で支持が広がらないのが課題とみられていた。

 「民意は石破さんに頑張ってほしいと思っている。それが永田町を動かすかもしれない」。街頭に立った山本暁子県議(43)は狙いを説明した。

小中学校時代の先輩が見た石破像

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