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被災女性「地震がきて、今度は雨が…」記者が目にした輪島の大雨被害

有料記事上田真由美

 21日、能登を襲った大雨。何があったのか。被害の全容が見通せない中、現地駐在記者が見た光景を報告する。

    ◇

 けたたましい音で目が覚めた。21日午前7時、スマートフォンの速報だった。

 「緊急速報 土砂災害警戒情報発表されました【警戒レベル4相当情報[土砂災害]】」

 記者が住む石川県輪島市中心部の木造アパートの窓にも壁にも、たたきつけるように強い雨があたった。夜から朝にかけて何度も雷が鳴った。

 アパートですら恐怖を感じるのだから、仮設住宅の人たちはどれだけ怖い思いをしているだろう――。断続的に激しくなる豪雨が収まってから、話を聞きに行かなければ、と思った。

 午前11時ごろ、雨脚が弱まった。外に出ると、市街地では一見、いつもと変わらず車が走っているように見えた。だが、土地が低い場所は茶色い水で冠水していた。

 SNSで、奥能登の玄関口に…

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この記事を書いた人
上田真由美
金沢総局|能登駐在
専門・関心分野
民主主義、人口減少、日記など市井の記録を残す営み
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    福田充
    (日本大学危機管理学部教授)
    2024年9月21日21時21分 投稿
    【提案】

    近年の気候変動と大雨のゲリラ豪雨化により、短時間での被害発生に、気象情報と災害警報、避難指示の発表が住民の対応行動に間に合わなくなっている状況を改善せねばならない。特に夜間、深夜、明け方のゲリラ豪雨には、就寝中の住民には全く対応できず、事前

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    小松理虔
    (地域活動家)
    2024年9月21日21時39分 投稿
    【視点】

    現場の記者ならではの素早い発信で、現地の状況が緊迫していることが伝わってきました。ただ、ここで考えておかなければならないのは、能登の震災で記者の陣容が分厚くなっているからこそできた速報だったかもしれない、ということです。記者がいる場所から遠

    …続きを読む