北朝鮮、「ハローキティ」に酷似デザイン販売 サンリオ「無断使用」
牧野愛博
北朝鮮が輸出製品を紹介する公式ウェブサイトで、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」に酷似したデザインを使った服を販売している。海外業務の経験のある脱北者は「北朝鮮は閉鎖国家でもあり、海外の商標権保護の意識がほとんどない」と指摘。サンリオ側は「無断使用と思われる」としている。
このウェブサイトは、軽工業品や服飾品、酒類などの輸出品を紹介する「朝鮮の貿易」。児童用セーターと児童用下着に、それぞれ、「ハローキティ」と酷似したデザインが使われている。
「朝鮮の貿易」によれば生産しているのは、平壌市船橋(ソンギョ)区域にある船橋織物工場。1963年10月に設立し、これまで500種類以上の衣類を生産しているという。
また、朝鮮中央通信は8月1…
- 【解説】
正味なところ、北朝鮮が真面目に知財保護を意識しているとは思えないし、WIPO(世界知的財産機構)に加盟しているわけでもない。北朝鮮がサンリオ社のものと知らずに作っているとは思えず、むしろバッタもんを作って、売れば儲かることを知っているからコ
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