石木ダム再評価「賛否両派で審議公開を」 市民団体が佐世保市に要請
上沢博之
長崎県佐世保市が今年度実施する石木ダム(同県川棚町)建設事業の再評価について、反対派の市民団体が3日、ダムの専門家らを委員とする事業再評価監視委員会を設けて完全公開で行うよう、市に要請した。
市水道局によると、事業は県と市が国の補助を受けて進めていて、原則5年ごとに事業を再評価し、国に報告している。
市は利水目的分として事業費の35%を負担し、国から半額の補助を受けている。今年度は県が治水面で再評価を終えた後、その結果も踏まえて、利水面での費用対効果などを審議する。
市民団体は要請で、市が過去2回の再評価で諮問した市上下水道事業経営検討委員会ではなく、賛成反対双方のダムの専門家を含む事業再評価監視委員会を新設し、完全公開して透明性を確保することなどを市に求めた。
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