JR九州、1日2千人未満18区間で赤字55億円 23年度収支公表
江口悟
JR九州は20日、2023年度の線区別利用状況を公表した。1キロ当たりの1日平均利用者数(輸送密度)2千人未満を基準に収支を公表したのは12路線の18区間。コロナ禍からの回復もあり、22年度より2区間減った。ただ、収支の厳しさは続いている。
18区間の営業損益は、宮崎空港線田吉―宮崎空港を除く17区間が赤字で、合計では約55億円の赤字だった。前年度と比較可能な17区間の損益は約1.5億円悪化した。赤字幅が最も大きかったのは日南線田吉―油津の7億300万円。日豊線佐伯―延岡(5億3300万円)、指宿枕崎線指宿―枕崎(4億6200万円)が続いた。
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