複数電車のパンタグラフ損傷で不通 高架から落下も 中央・総武線

細沢礼輝
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 16日午後0時32分ごろ、JR三鷹駅東京都三鷹市)を出発した三鷹発千葉行き各駅停車(10両編成)の2号車屋根上にあるパンタグラフが壊れているのを、停車中の快速電車の運転士が気付き、緊急停止させた。電車は立ち往生し、乗客約90人は線路を約200メートル歩いて駅に戻った。この影響で、中央・総武各駅停車線の三鷹―中野間は上下とも約7時間にわたって不通が続いた。

 JR東日本によると、この電車と同様に三鷹駅近くの車両基地を出入りした複数の電車でパンタグラフの破損が確認された。同日午前8時ごろには、相互直通する東京メトロ東西線原木中山―西船橋駅間を走行中の電車のパンタグラフが壊れ、最大約5キロの破片が高架橋から約6メートル下の道路上に落下した。東京メトロによると、けが人はいなかったが、同線妙典―西船橋駅間は約2時間半にわたって不通となり、そのまま台風7号に伴って計画運休された。

 JR東と東京メトロが詳しい原因を調べている。

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この記事を書いた人
細沢礼輝
東京社会部|鉄道担当
専門・関心分野
鉄道を中心とした運輸部門