パリっ子は自転車がお好き? 五輪前に専用レーン激増 車利用抜く
後藤遼太
パリ五輪の期間中、パリ市内の移動が大きく制限されている。公共交通機関の料金は倍額、自動車道も中心部では規制される中、市民や観光客の足として自転車が大活躍している。
ルーブル美術館の北側を通る全長約3キロのリボリ通り。パリ中心部の大通りでかつては渋滞の名所だったが、4年前に自転車専用道となり話題となった。大会期間中は4車線のうち1車線は緊急車両用、2車線は五輪専用レーン、残り1車線は自転車レーンになっている。
30日の昼過ぎ、スポーツタイプの自転車や子どもを乗せた自転車で移動するパリ市民に交じり、多くの観光客もレンタサイクルで行き交っていた。通りの真ん中には、臨時のレンタサイクルの貸し出し場所も設けられていた。
■パリっ子は車より自転車がお…
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- 【視点】
日本に帰ると、道路が狭いせいか自転車レーンがないのに驚かされる。ニューヨークは、ブルームバーグ市長時代の2000年前半から環境対策と市民の健康のため、自転車レーンの導入を始めた。当初は、「歩行者に危ない」「渋滞が進む」と反対派が多く、市民の
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