蓮舫氏、無党派層を取り込めず 「反自民」が距離を置かれる結果に
「産まない女性が問題だと自民党の政治家は言う。自分たちが無策で少子化が進んだら女性のせいにする。そういう政治は東京都から終わりにさせてください」
6日夜、新宿駅前での最後の街頭演説で、蓮舫氏は、小池百合子知事の都政に自民党を重ね合わせて批判した。出馬の決断以降、姿勢は終始変わらなかった。
「反自民、非小池都政。この姿勢で臨みたい」。5月27日、蓮舫氏は、この言葉で立候補を表明した。所属する立憲民主党とともに候補者選びを進めてきた共産党から「最強最良の候補」(小池晃書記局長)と歓迎の声が上がった。
参院東京選挙区で4回連続当選し、閣僚や民進党代表を歴任。都知事選のたびに、その動向が注目されていた蓮舫氏の決断に、小池氏支援を決めていた自民党関係者からは「予想外だった」と警戒の声が漏れた。
決断を後押ししたのは、強まる自民への逆風だ。立候補表明の前日、静岡知事選で立憲推薦候補が自民推薦候補に勝利。蓮舫氏の地元、東京都目黒区でも同日、都議補選で自民新顔が敗れた。「応援します」という小池氏の顔写真付きシールを選挙ポスターに貼った候補だった。
「大きく山を動かす千載一遇の局面」。立憲都連の幹部の口ぶりは高揚していた。
イメージ転換図ったが
ただ、蓮舫氏自身は、「反自…
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