京都市電から広電へ、67年運行の2車両が引退 来月に引退イベント
魚住あかり
広島電鉄(広電)がかつての京都市電から譲り受けた路面電車2両が引退する。今月にはラストランがあり、京都と広島の街を計67年走り続けた姿を披露する。
引退するのは、1957年製造の「1902号」と「1903号」。78年に京都市電が全廃されたことに伴い、広電が京都市交通局から購入した。京都時代からそのままのクリーム色と緑色のツートンカラーにオレンジ色のラインが特徴だ。出身地にちなみ、それぞれ「桃山」「舞妓(まいこ)」という愛称が付けられていた。
運行終了は、新型車両の導入に伴うもの。京都市電から譲り受けた全15車両のうち、初の引退となる。
広電は「ありがとう1902号・1903号」として引退イベントを開催する。6、7、13日には「さよなら運行」として記念ヘッドマークを付けた2車両が江波―横川を走る。
詳細はひろでんコールセンター(0570・550・700)まで…
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