生成AIの特許出願、世界の70%が中国から 国連機関が報告
ブリュッセル=森岡みづほ
特許権などを扱う国連の専門機関、世界知的所有権機関(WIPO、本部スイス・ジュネーブ)は3日、生成AI(人工知能)に関する特許についての報告書を公表した。2014~23年の10年間で公開された約5万4千件の特許のうち、70%ほどが中国に所在地がある企業などからの出願で、中国の突出ぶりが明らかになった。日本は中国、米国、韓国に次ぐ世界4位だった。
生成AIは、AIが自ら学ぶ深層学習(ディープラーニング)などの技術を用い、文章や楽曲、画像を作り出す技術。米オープンAIのChatGPT(チャットGPT)などが有名だ。
特許出願については、約18カ月後に公開される。ただ、そのまま特許権が付与されるとは限らない。
出願者トップ3も中国企業
報告書によると、10年間で…