KADOKAWA株、1カ月で20%超下落 既刊の出荷部数3分の1
出版大手KADOKAWAがサイバー攻撃を受け、大規模なシステム障害が起きた問題で、ネット上に同社の新たな情報が流出していることを2日、複数のセキュリティー専門家が確認した。KADOKAWAは同日、攻撃したとする集団が新たに同社の情報を流出させたと主張していることを確認し、調査すると発表。同社は6月28日にも流出を発表しており、さらに大量の情報流出が起きた恐れがある。
KADOKAWAは6月8日、データを暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに金銭を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア(身代金ウイルス)」を使った攻撃を受けた。同社サーバーのデータが暗号化され、事業に大きな影響が出た。
「BlackSuit(ブラックスーツ)」を名乗るサイバー犯罪集団が27日、発信元の特定が難しいネット空間「ダークウェブ」に犯行声明を公表。声明は、盗み取ったデータの公開中止やサーバーの復旧と引き換えに身代金の支払いを要求し、侵入した証拠としてKADOKAWAの情報の一部を流出させた。同社は翌28日、取引先との契約書や子会社ドワンゴの全従業員の個人情報だと確認したと発表した。
データの容量は1.5テラバイトか
犯行声明は、7月1日までに…
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら