「サカナAI」国内最速ユニコーンへ 創業1年で評価額1800億円

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村井七緒子

 生成AI(人工知能)スタートアップ企業のサカナAI(本社・東京)が、新たに大型出資を受けることが14日、わかった。企業評価額は約11.25億ドル(約1800億円)に達する見込み。世界的なAI投資熱を追い風に、創業1年で10億ドルを超える異例の「ユニコーン企業」が日本から誕生する。

 サカナAIは、グーグル出身のAI研究者らが昨年7月に東京で創業。文章や画像を生成するAIの基盤モデルの研究で、既存のモデル同士を掛け合わせて高性能なAIモデルをつくりだす画期的な技術が世界的な注目を集めている。

 ChatGPT(チャットGPT)で知られる米オープンAIに初期投資したベンチャーキャピタルなどが主要投資家となり、月内にサカナAIに1.25億ドル規模(約200億円)を出資する方向で調整している。ユニコーンは評価額10億ドル以上の未上場企業を指す。設立1年以内での誕生は国内最速とみられる。

 サカナAIの社名は日本語の…

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この記事を書いた人
村井七緒子
経済部|デジタル庁担当
専門・関心分野
デジタル政策、AI、人権