第2回オッペンハイマーの孫「核兵器は絶対悪」その理由と祖父が残した教訓

有料記事Dear オッペンハイマー

聞き手・田井中雅人

 「原爆の父」ロバート・オッペンハイマー博士の孫チャールズ・オッペンハイマー氏(49)が3日、朝日新聞のインタビューに応じました。今回の来日では東京で記者会見を開いたほか、祖父が生前訪れられなかった被爆地・広島を初めて訪問しました。今日の世界に祖父はどんな教訓を残したと考えているのでしょうか。

    ◇

 ――映画「オッペンハイマー」の受け止めは。

 映画の公開後も、ロバート・オッペンハイマーの実像が、人々に必ずしも理解されてはいません。私もこの映画自体は好きですし、クリストファー・ノーラン監督はいい仕事をしたと思います。ただ、オッペンハイマー家のための映画ではない。大勢いる一家のうちの5人しか登場しません

【動画】来日し、祖父や核兵器への思いを語るチャールズ・オッペンハイマーさん=吉本美奈子撮影

 ――映画「オッペンハイマー」には広島・長崎の被爆後が描かれていないとの批判もあります。

 現状を直視したくないという…

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この記事を書いた人
田井中雅人
大阪社会部|核と人類取材センター事務局長
専門・関心分野
核・軍縮・平和、中東・アメリカ
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