オルカンに死角はあるのか リスク置き去りのまま「まるでバブル」

有料記事くらしとマネー

山本恭介

「1強」の投資信託:下

 新NISAでは「eMAXIS Slim」シリーズが圧倒的な支持を集めています。成長の軌跡を3回で伝えます。(敬称略)

[PR]

 資産運用のオンライン相談に乗っているファイナンシャルプランナーのカン・チュンド(55)には、最近よくもらう質問がある。

 「オルカンとS&P500、どちらがいいですか」

 世界の株式に投資する投資信託「オール・カントリー(オルカン)」と、米国の代表的な株価指数に連動する投信「米国株式(S&P500)」。1月から始まった新NISA(少額投資非課税制度)でも、この2本が爆発的な人気を集めている。

 しかし、カンは危うさを感じ…

この記事は有料記事です。残り1611文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません