能登半島地震から4カ月 発生時と現在を上空写真で比較

能登半島地震

嶋田達也

 能登半島地震の発生から5月1日で4カ月。発生直後と現在を石川県の上空から見比べ、復興に向けた歩みを見た。

 大規模火災で約240棟が焼けた輪島市の「輪島朝市」。4月末になっても、上空からは焼けた建物や車が見えた。隣接する市街地で倒壊した7階建てのビルは現在も道路の一部をふさいでいる。日本海に面した市の観光施設「輪島キリコ会館」の周囲では、駐車場や競技場に応急仮設住宅が並んでいた。

 津波により大きな被害を受けた珠洲市宝立町では、損壊した家屋の大半は被災直後のままだ。同市正院町でも、道路をふさいでいた倒壊家屋が撤去されたが、多くはそのまま残されている。

 「のと里山海道」から北に続く能越道(穴水町)は地震で大規模に崩落した。現在は穴水町から輪島市へ向かう北行きが開通。対面通行の再開に向けた工事が進んでいた。(嶋田達也)…

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能登半島地震

能登半島地震

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