米鉄鋼労組会長「日鉄は不誠実きわまりない」 雇用めぐり見解対立

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ピッツバーグ=榊原謙
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 全米鉄鋼労働組合(USW)のデビッド・マッコール会長は17日、米鉄鋼大手USスチールの買収をめざす日本製鉄を「不誠実きわまりない」と批判した。日鉄は、買収後もUSスチールの雇用や生産拠点を守るとしているが、日鉄がUSWに提出した文書からは雇用の維持の「確約」が読み取れず、信用できないとしている。朝日新聞などの取材に答えた。

 USWは買収後の雇用などに不安があるとして、一貫して買収に反対している。日鉄は3月にUSWに送った書簡で「本買収によるレイオフ(一時解雇)や工場閉鎖はない」と表明した。だが、マッコール氏は、日鉄の文書には「彼らが約束から逃れることができるあらゆる方法が書かれている」との見方を示した。

 マッコール氏はまた、「彼ら…

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