歯止め効かぬイスラエル 日本は中立の立場で働きかけを 鈴木一人氏
聞き手・星井麻紀
イランがイスラエルに対し、初の直接攻撃を行いました。イランは、シリアにあるイランの外交施設が攻撃されたことへの報復であり「自衛権の行使」としていますが、イスラエルは「一線を越えた」とし、報復をほのめかしています。国際社会は中東の戦火の拡大を止められるのでしょうか。東京大の鈴木一人教授(国際政治経済学)に聞きました。
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イランのイスラエルに対する攻撃の引き金は、シリアにあるイランの大使館が攻撃されたことだった。イスラエルによるものと見られるが、ウィーン条約で守られる在外公館を攻撃したことは、大きな問題だ。ところがこの時、先進7カ国(G7)がこの攻撃を非難することはなかった。
手放しの擁護は腑に落ちない
イランは今回の攻撃について…
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