新年度予算、膨らむ国債が財政に暗雲 利払い費増が圧迫の恐れ
神山純一
28日に成立した2024年度当初予算は歳出総額が過去2番目の112・6兆円となり、国の借金の返済や利払い費にあてる国債費が過去最大に膨らんだ。「政治とカネ」に注目が集まった国会で財政議論はかすんだが、日本銀行のマイナス金利政策解除を受けて、今後は国債の利払い費が増える。膨張を続けてきた財政のあり方が問われる。
「予算の議論をしなければならないところで、自民党は裏金問題の追及に時間を割かせるような状況を作った」
立憲民主党の泉健太代表は28日の予算委員会後、こう批判した。
財政の議論は低調だった。日…
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