懐かしい…JR東海の新CMの風景は?「ラストにふさわしい」と抜擢

戸村登
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 豊川を渡り、東京へと向かう新幹線。そして、俯瞰(ふかん)した豊橋市の街並みが映し出される――。JR東海のテレビコマーシャルに、愛知県豊橋市で撮影した映像が登場し、SNSで話題だ。JR東海によると、東京から新大阪まで空撮した中から、豊橋の映像が「ラストシーンにふさわしい」と選ばれたという。

 CMは、JR東海が2023年2月中旬に始めた「会いにいこう」キャンペーンのCMの一つ。リモート会議が当たり前となったコロナ禍の収束が見込める時期だった。UAさんの軽やかな歌と、新幹線に乗って対面を始める人たちのカットをつないで、交流の再開を促すCMだった。

 今年2月からのCMには俳優の吉高由里子さんが出演し、ハナレグミの永積崇さんが歌う。豊川に架かる橋を渡り、豊橋駅方面に向かう上りの新幹線と豊橋市の町並みの空撮映像が流れる。同市横須賀町の上空で撮影された映像という。

 同社公式の動画投稿サイトのコメント欄には「最後豊橋映るのいいね」「豊川を渡るアングルかなり好き」「とても懐かしい気持ちになりました」といったコメントが相次ぐ。公式チャンネルの再生回数は60秒バージョンが約16万回、30秒バージョンは約449万回にのぼる。

 JR東海は「『新幹線が“まち”と“まち”をつないでいる』と伝わる映像をと考え、東京から新大阪まで撮影した中から担当者がラストシーンにふさわしいと選んだ」としている。CMは首都圏や東海、関西の各地域で放映されている。(戸村登)

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