トランプ氏の支持者はなぜウクライナ支援に反対するのか 集会で聞く

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 11月の米大統領選共和党から立候補するトランプ前米大統領(77)はウクライナへの支援に否定的だが、支持者たちもその主張に共鳴しているのはなぜか。3月2日、米東部バージニア州リッチモンドで開かれたトランプ氏の集会で聞くと、米国内の問題をより重視すべきだという意見が目立つ。加えて、トランプ氏を一時追い詰めた「疑惑」とウクライナとの関わりも影響している。

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11月の米大統領選で、もしトランプ前大統領が当選したら?選挙戦はこれからなのに、早くもそんな議論が巻き起こっています。「第2次政権」が誕生すれば、米国、日本、世界はどう変わるのか。見取り図を示します。

 「米国第一(アメリカ・ファースト)」を掲げるトランプ氏は、バイデン大統領が主導してきたウクライナへの巨額支援について「バイデンはウクライナ・ファーストだ」などと繰り返し批判。トランプ氏が大統領の時は北大西洋条約機構(NATO)の同盟国にも多くの国防費を支出させるよう圧力をかけていた、とも強調してきた。

 「支援すること自体はいい。でも、他のどの国もこれほどの支援はしていないのに、なぜ米国には期待するのか。その金があったらホームレスの支援に使うべきだ」。2日の集会会場で、保守整備の仕事に就くラスティーさん(60)はそう憤った。

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