紅麴問題、見つかった「意図せぬ物質」 自主回収続々「他商品まで」

有料記事「紅麴」サプリ問題

[PR]

 小林製薬大阪市)の製造した「紅麴(こうじ)」原料を使った製品が、相次いで自主回収される事態になった。健康被害を引き起こす恐れがあるためだ。原料を使っていた食品・飲料メーカーなどからは「情報がなく、顧客に説明できない」と不満の声も上がっている。

 小林製薬によると、紅麴は伝統的に使われてきた食品原料で、風味づけや着色に使われる。また、悪玉コレステロールを下げる効果をうたうサプリメントなど、機能性表示食品の材料としても使われてきた。

 同社が最初に問題を把握したのは、今年1月中旬。その後2月初めにかけて、複数の医師から、同社の紅麴を使ったサプリメントに腎疾患などを引き起こす有害物質「シトリニン」が含まれていないか、照会を受けた。

 医師たちが診察した腎疾患の患者が、同製品を摂取していたためだ。

 しかし、同社はシトリニンを…

この記事は有料記事です。残り1126文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

広がる「紅麴」サプリ問題

広がる「紅麴」サプリ問題

「紅麴」サプリ問題に関する最新ニュースはこちら[もっと見る]