JR四国、31年ぶりの駅ビル開業 高松の成功で鉄道以外の収益狙う

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福家司
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 JR高松駅の新たな駅ビル「高松オルネ」が22日、オープンした。JR四国にとって本格的な駅ビルの新設は31年ぶり。香川県立アリーナなどの整備が進む高松市のサンポート地区で、新たなにぎわいを生み出す拠点として期待されている。

 「サンポート地区の顔となり、にぎわいあふれる拠点として末永くご利用いただけるよう、誠心誠意取り組んでいく」。この日朝の開業式典で、JR四国の西牧世博社長は決意を述べた。

 駅前には開業前から長い列ができ、初日は午後8時までに約3.9万人が訪れた。

目玉はさまざまな「四国初」

 新築された北館は鉄骨4階建てで、売り場面積は6220平方メートル。不動産など非鉄道部門の強化を目指すJR四国にとって試金石となる。

 総投資額を明らかにしていないが、建設当初に発表した建設費約35億円を、建設資材の高騰などで上回っていると認めている。

 開業時の店舗数は44店。目玉は、さまざまな「四国初」の店舗だ。

JR四国は今回、テナント誘致で苦労しました。西牧社長は、高松オルネを成功させて、松山や高知での駅ビル開発にもつなげたいと意気込みます。

 1階の新感覚の物販店「sh…

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