第5回JR根室線、最終運行日にお別れのセレモニー 特別なヘッドマークも

根室線「赤線区」ラストラン

新田哲史
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 JR北海道は21日、3月31日に最終運行を迎える根室線富良野―新得間(81・7キロ)について、31日に富良野駅、東鹿越駅、新得駅でお別れのセレモニーを開くと発表した。廃線を惜しむ多くの人の利用が見込まれるため、31日に向けて編成車両数も段階的に増やす。

 お別れのセレモニーは31日にそれぞれの駅前やホームなどで開く。出発合図や列車・代行バスの見送り、地元中学・高校の吹奏楽部の演奏などがある。これとは別に布部駅や幾寅駅などいくつかの駅で沿線自治体がイベントや根室線のグッズ販売などを実施する予定。最終列車や代行バスのペンライトでの見送りも予定されている。

 JR北は16日から富良野―東鹿越間の列車を普段の1両から2両に増やしており、29日午後からは3両に、31日午後から最終列車までは4両に増やす。30日午後2時38分富良野発から31日の最終列車までは、富良野市南富良野町をイメージした特別なヘッドマークを列車につける。(新田哲史)

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